てんぷら油の入手方法、油の種類

SVOを利用するにあたって、私が考えている「てんぷら油の入手方法」「油の種類」をご紹介します。

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★てんぷら油の入手方法

SVO車の話を初めて聞いたときは「捨てられるてんぷら油をタダで手に入れて車を走らせるなんて、何て愉快なんだろう」と思ったものです。

いざ、SVOへの改造を終えて「どこからてんぷら油を集めようか?」と現実的な問題に直面することになりました。

 

しかし、私の採用している2タンクシステムでは、てんぷら油がなければ今まで通り軽油で走ればいいので、特に焦る必要はありません。てんぷら油がもらえればラッキーですが、てんぷら油を集めることでストレスが溜まってしまうようでは本末転倒ですので、お気軽にやるように心がけています。(それでも交渉の時は少し緊張してしまいますが・・・)

廃油の入手先は、主に油を使っている飲食店になるかと思います。

 

  • 大規模なところ・・・すでに業者の引き取りルートがあるため、個人的なツテがないと入手は困難です。

大組織のところでは一旦決めた方法は、よほど裁量を持っている人と直接交渉できない限りは変えてもらえ

ません(よく考えれば当然ですよね)。

ただし、当たればもらえる量は多いのでツテがある方にはおススメです。

 

  • 個人経営の店・・・個人経営の飲食店では、業者の油引き取りルートがない場合も多く、廃油を薬品でわざわざ固めて廃棄している場合が多いので、逆に喜んで譲ってくれる場合があります。こういうパターンが理想的でいいですよね。

 

一軒あたりの油の使用量はそれほど多くないので、必要な油の量によっては複数のお店から回収する必要が出る場合もあります。

 

  • その他

賞味期限切れのサラダ油などを保有している方からもらう。一般家庭では大量の油を処理するのがあまりなく、困っている場合が多いので意外と需要があるのですが、各家庭レベルなので1件あたりは数L程度です。ただし、集合住宅などで簡単に集められる場合には効果的かもしれません。

 

私自身は、近所のお店の食べ歩きのついでに油をもらえないか交渉しています。(店の人と話せるように、お客が少ない時間帯を狙っていってます。 昼前、夕方など)

私もまだ油が足りていませんので、食べ歩きと油の交渉を続けています。

 

★てんぷら油の種類

SVO車に入れるので、油であればどんなものでもいいわけではないようです。

 

植物油・・・常温でサラサラ

動物油脂・・・常温で固形 → そのまま使うと車で詰まります

 

もちろん、これらはろ過などの処理で何とかなる場合もありますが、できるだけいい状態の油を入手した方がいいと考えています。

動物油脂が含まれていても、温かい季節は使える、などの話もありますので、色々調べてみたり、確かめてみてください。

 

そば屋、すし屋、居酒屋、豆腐屋、旅館・・・、近隣の施設を訪ねてみてください。

 

私は交渉が成功した場合は、まずはポリタンク1缶分をもらい、ろ過と走行テストをするようにしています。問題なければ継続的にもらうように考えています。

てんぷら油の質によってはエンジントラブルを引き起こすことがあるようなので、できるだけリスクが減るような油を選んでくださいね。

ソーラークッカー(太陽熱調理器 パラボラ型)

太陽が出て暑い日が続くので太陽熱で目玉焼きを焼いてみました。

 

夏になると炎天下の車のボンネットで目玉焼きが焼ける…、と聞きますが、ホントに焼けるかずっと確認してみたかったのです!

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写真奥:ソーラークッカー 写真手前:ソーラーオーブン(10分で自作したもの)

 

ここで使用するのは「ソーラークッカー」(ダンパラボ製)です。

ソーラー調理マニアの間では通称「パラボラ」と呼ばれるもので、その通称の通りパラボラアンテナのような形をしています。

ちゃんと金属でできている製品もありますが、これは段ボール製です。手作りではなく市販品なのでよくできています。

 

中心部に太陽光を集めるのですが、実際に鍋を置く際に、太陽光の熱さを感じます。

光が強くなるので直視すると目を傷めるのでサングラスの着用が必須です。

太陽が出ていても、風が吹いていると熱が奪われるので、そういう状況にはこのパラボラ型のソーラークッカーはあまり向かないようです。

 

ではレッツ・ソーラークッキング!

 

1.ソーラークッカーに黒フライパンを載せ、少し放置してフライパンを温めます。

 

2.フライパンが温まったところで、生卵とソーセージ(残り物)を投入。

(取っ手が熱いので布を巻いています)

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3.投入後10分で目玉焼きらしくなり、15分後に取り出して食べてみました。

(生ものを中途半端な温度で長時間放置すると、調理しているつもりでも食材が痛むことがあるので注意が必要なようです)

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4.実食

それは太陽の味がする目玉焼きでした…。(至って普通の目玉焼きの味でした)

まだ日が出ていたので、その後インスタント焼きそば(ホンコン焼きそば)を調理して食べました。

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実際には、麺を茹でるためのお湯を沸かすのに使用することが多いです。

(昼前に1時間程度設置しておいて、温まったお湯をガスにかけて沸騰させます)

太陽光をたっぷり浴びた鍋はすんごく熱いので、鍋つかみなどが必要になります。

鍋のツマミが黒いと溶ける恐れがあるので、ツマミはアルミホイルで覆って使用しています。

 

段ボール製で雨に弱いので使用後は部屋にしまいますが、見た目の通りに結構かさ張ります。ただ、派手な形なので子供たちは喜ぶと思います。子供の理科への興味を引き出すのに役立ちそうな教材かもしれません。段ボール製だと、すぐに子供たちに破壊されてしまうかもしれませんが・・・。

 

太陽光をたっぷり浴びて調理した料理はいかがですか?

オフグリッド・シャワー(ポリタンク式太陽光温水システム)

ガスの契約のない、我が家のお風呂事情を紹介します。

 

天気がいい日は温水シャワーを浴びますが、温水を作るために使用しているのはポリタンクです。

ポリタンクに水を入れ、日の当たる場所に置いておきます。

夏場ですと、これだけで熱めの温水(50℃近く)になる場合もあります。

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工夫点としては

・ポリタンクの大部分を黒く塗装している(100均の黒スプレーを使用)

・風が吹くと熱が奪われるので、廃材を利用してガラス張りの箱の中にポリタンクを置いている

ポリタンクを入れる箱も、もっと断熱したり、反射材をいれるなど改良点はあるのですが気が向いたときに改良しようと考えています。

 

日が当たっている時間は温まりますが、日がなくなるとお湯が冷めてしまうので、温まったお湯を断熱して貯めておければ家で使う温水を賄えるかな?と妄想しているところです。

 

温まったポリタンクを浴室へ運び、アウトドア等で使用する手動ポンプ空気式のシャワー(タカギ製)を使用し、温水シャワーを浴びています。ポンプをシュコシュコ押す手間が面倒に思っていましたが、今ではすっかり慣れてしまいました。

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シャワーについては、ジョウロも動力源なしで使えます(空気式を導入する前はこれでした)。他にも12Vで動くキャンプ用のシャワーポンプ、100Vバスポンプなど状況に合わせて色々と選べると思います。ただし、電動のポンプではシャワーの勢いが強く、水が速く減るので、シャワーを浴びれる時間が短くなる場合があるので注意が必要です。

 

ちなみに、太陽が出ずにお風呂に入りたい時には、薪と灯油でお風呂を沸かせます。

お風呂にかかる光熱費はかなり安上がりです。

時々サウナに入りたくなるので、スーパー銭湯などにも行きます。

あまり昔の生活と変わらないような気はしますが、秋~冬の寒い季節を経験していないので挑戦は続きます…。

暖房用の時計型ロケットストーブ製作記録

我が家は40年ですが、日本家屋的な作りとなっており、畳の下がコンクリートでなく土なため、あまり気密性はなくスカスカと思われます。

夏は良いかもしれませんが、冬は寒そうなので(4月でも辛かった(T_T))、家の中に熱源として時計型ロケットストーブを作ろうと計画しました。

 

夜な夜なインターネットや書籍で情報を集め、だいたいの構想を練ります。

(これだけで1週間くらい、あーだこーだ考えています)

そしてジョイフル本田で1日歩き回り、構想と材料を合わせま、フードコートで設計に問題ないか確認します。

その後ジョイフルに戻り、材料を購入します。これで一日終わります。

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【購入したもの】うろ覚えですが…。

・時計型ストーブ 5000円

・耐火レンガ製の筒 3000円分程度

・耐熱パテ(薪ストーブ用) 2000円

・パーライト(28L) 850円

・ペール缶×2 もらいもの

 

完成イメージをつかむために、材料を組んでみます。

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組んでみて問題がないようなので、レンガ筒に穴あけを行います。

ディスクグラインダーは持っていないので、ドリルにレンガ用のビットをつけてひたすら穴を開けていきます。

割と簡単に穴あけできました。穴あけ後、レンガ筒の水平と垂直を耐熱パテでくっつけます。

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耐熱パテが固まるまで、2日ほど待ちます。

 

次にホームセンターで購入したガルバニウム鋼板を万能はさみで切断して丸めて円筒にします。円筒の一つはヒートライザーの断熱用、もう一つは焚き口用になります。

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こんな単純そうな円筒を作るのに試行錯誤して、2つ作るのに3時間以上かかりました(;^ω^)

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円筒をストーブのヒートライザー部分(垂直部)にセットします。だんだんと完成が見えてきます。

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レンガ筒と鉄板の間に断熱材としてパーライトを詰め、隙間を耐火モルタルで埋めます。

耐火モルタルは、庭に転がっていた壊れた羽釜で練りました。この程度ならバケツでも練れると思います。

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ヒートライザーの上部を耐火モルタルで埋めていきます。

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その他の隙間も残りの耐火モルタルで埋めていきます。

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ヒートライザーを包む鉄板の外側にペール缶を2個つないだものを被せて

時計型ストーブの天板を載せます。

焚口にも鉄板の円筒を載せて、ひとまず完成!

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一応完成したものの、雨が続き燃焼試験ができませんが待つこと2週間、ようやく晴れ続きになったので燃焼試験を行います。

夏の炎天下にストーブの燃焼試験なんてやるもんじゃありません。

汗がどんどん流れて水分が奪われていきます。

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焚口の筒は装着すると、焚口で炎上してしまうので取り外しました。

接合箇所が甘く、所々から煙が漏れました。けっこうモクモクしたのですが、隙間を耐火モルタルで埋めるなどで改善すれば使えそうなので、ひとまず本日の燃焼試験は終了。暑くてこれ以上はやっていられません。

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外側のペール缶部分の温度は193℃です。太陽もギラギラしているのでより熱くなっているのかもしれません。

 

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時計型ストーブの蓋を耐熱ガラス窓付のものに取り換え、中の炎が見えるようにしました。この炎のゆらめきが冬の寒い季節にじんわりと心を暖めてくれると信じています。

(耐熱ガラス窓は2000円程度)

 

このストーブは室内で使用するつもりなので、一酸化炭素で逝ってしまわないように警報器でも付ける予定です。

夏にこれ以上やる気にはならないので、煙突工事は秋になってからやるつもりです。

MPPT式のチャージコントローラー導入

太陽光発電のチャージコントローラーをMPPT式の機器に変更しました。

 

MPPT式の方がPWM式よりも効率がいい、との話を聞いていたのと

真夏は冷蔵庫と扇風機の稼働時間が長く、割と電気を消費してしまうため

MPPT式に変更すると状況が改善するか、ずーっと試してみたかったのです。

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今回のチャージコントローラーの選定手順

1.方式:MPPT式を試したいので、MPPT式とする

2.容量:パネルの出力から許容電流等を確認する

3.機種選定:1,2を踏まえて機種を選定する

機種選定の際には種類が豊富な、蓄電システム.comさんのページをよく拝見させて頂いています。

4.購入先:同じ機器であっても店によって価格にかなりの幅がある場合があります。

 

ほとんどの機器は外国製のため、取扱説明書の日本語訳、保証などを扱ってくれる店は、格安通販と比較すると高く感じることがあります。しかし、一方の格安通販では品質が怪しい、取扱説明書は英語のみ、などの問題もあり、買ったものの全く使えず、問い合わせしても扱ってくれない、などの話をよく聞きます。失敗したくない場合は、サポートが充実している店での購入を強くお勧めします。

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ちなみに自分はヤフオクで購入しているので、価格は安めですが、英語翻訳は辞書とにらめっこして内容を解読しています。保証や問い合わせへの対応は、初期不良以外はできません。

 

最終的には、EPSOLAR社のTRACER 30A仕様 + 液晶表示モニター を購入しました。

今回の購入価格は送料込みで約25,000円でした。

 

箱を開けてワクワク、取り付けてみてワクワク

本当に発電量増えるのかな~、と液晶モニターを眺めると

「おおっ!本当に増えている!」

発電電流は確かに2~3割増えていました。

しかしこの機種には発電量の積算表示がないので、前の機器との比較は電流値のみのものです。

 

発電量も増えたようで結果としてはMPPT式を試してみたことに満足しています。

しかし場合によっては発電量を2~3割増やしたいだけなら、パネルを1枚増やした方が安く済む場合もあるので

状況によって、どこをいじると有利になるか色々あるようですね。

 

薪置き場

冬の備えのために薪置き場を作りました、すでに冬には間に合わない説もありますが…。

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家の軒と物置小屋の屋根にパイプを渡して、歪んで使えなくなった雨戸と襖の枠を取り付けました。その後枠の上に屋根板としてポリカ波板を置き、傘釘や針金で固定しています。

半分の波板は廃材を使用したため最初から真っ黒です(^_^;) 完成したもののどれだけ耐えてくれるのかは謎ですが、当面は使えそうです。

これらの作業は3日に分けて行っていますが、ほぼ家の在庫の材料で作ったので材料費は金具購入費用として300円程度です。

 

 

先に作った薪置き場だけでは全然足りないので、薪置き場を追加で作りました。手順としては、材料購入→ブラケット作成→ブラケット取り付け→ポリカ張り、となりました。

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物置小屋にブラケットを付けてポリカ屋根を貼るだけなのに、日数は4日かかりました~。

(手前に見えるのは、我が家の太陽光温水システムです)

 

DIYでは想像以上に作業が進まないのでイヤになることが時々ありますが、完成した時の達成感がイイのでついつい頑張っちゃいます。疲れたらケガの可能性が上がるので無理せず(時によりますが)やめるようにしています。

電力表示器(ワットチェッカー)

太陽光発電に使える家電を確かめるために、ワットチェッカーなる電力表示器というものを使用しています。

 

テレビ65W、コンポ20W、ドライヤー1200W…、家電のシールにも定格出力として大体の数字が書いてますが、実際に数字が表示されるのはなかなか面白いもんです。

ちなみに我が家では太陽光発電から直流→交流に変換するインバーターの容量が1000Wですので、ドライヤーのDRYモードは使用できません。使うときはSETモード(800W程度)を使います。

 

写真は洗濯機の洗いモードの時の消費電力です。洗濯機は脱水時が最も電気を使うようです。

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これで現在の消費電力、電気の使用時間、電気料金(単価は自分で調整)、電力使用量の積算、CO2発生量などが分かります。

 

2000円前後からで購入できますので、節電などを考えている方にはおススメなグッズです。消費電力が大きなものの使用時間を抑えれば電気代は安くなりますからね。

 

また、電化製品のスイッチを入れた瞬間には、一瞬だけ通常の電力量の数倍の電力がかかるのですが、このモニターを見ているとその数字も見れるので、電気というものの使われ方が身近に感じられるようになり、いいお勉強になります。

バッテリー(メイン使用 100Ah 12V×2台)

バッテリーには太陽光で発電した電気を貯めて使用しています。バッテリーがなければ夜間や天気が悪い日は電気が使えなくなります。

 

オフグリッド化を進めるうえでバッテリーの容量は大事になります。

天気が悪くても何日電気を使いたいか、でバッテリーの数が変わってきます。

今回は初期投資をできるだけ抑えて、足りなければ買い足せばいいと軽く考えて決めました。

(その後、使用期間の違うバッテリーを接続する場合には充電の偏りなどが起こり、バッテリーを痛める場合があることを知りました・・・(-_-;))

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100Ah×12V×2台で24Vで使用しており、蓄電量は100Ah×24V=2400Wh程度です。

今のところ消費電力は1150Wh/日程度なので、2日分程度の電気を貯められるようになっています。

この程度で十分かどうかは、使用しながら検証しているところです。

バッテリー容量が少ないのに冷蔵庫などの家電を使用すると、夜中にインバーターの低電圧警報の「ピーーー!!」という警報音に起こされます。

バッテリー電圧はチャージコントローラー(液晶型の場合)に表示されますので、バッテリーの状況を確認することができます。

 

購入先:インターネット通販

主な仕様:100Ah×12V×2台で24Vで使用。 型式:FVH100-12(古河電池製)の再生バッテリー

価格:10000円/台

決め手:バッテリーの元値が高いので高品質なものを期待しました。

バッテリーの手前についているのが「パルス発生装置」というものなのですが、これがバッテリーより高いのです(笑)。

 

バッテリーはカラになるまで使用してしまうと充電できなくなるので、常時は容量の50%程度に使用を抑えて充電するのがいいようです。

インバーター(メイン機 1000W 正弦波)

我が家では太陽光発電の電力をインバーターで直流24V→交流100Vに変換して使用しています。

 

本当であれば直流24Vをそのまま使用できるとインバーターの損失がない分だけ効率がいいのですが

もともと持っている電化製品がほぼ交流100V仕様のため、インバーターを使用しています。

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インバーターには作り出す電気の波の形で、正弦波と疑似正弦波の2種類があります。

正弦波:高価だが、ほとんどの電化製品が使用できる

疑似正弦波:安価だが、一部使用できない電化製品がある

 

今まで通りに家電を使用したい場合は正弦波のインバーターを選択することになります。

一流メーカーのインバーターは品質がよい反面、非常に高価です。(1000Wで8万円程度)

一方で中国製のインバーターは品質がまちまちですが安価になります。(国産品の半額以下が多い)

 

私は安さにひかれてダメもとで中国製のインバーターをヤフオクで購入しましたが、今のところ問題なく動いています。

 

購入先:ヤフオクにて(メーカー不明)

主な仕様:正弦波、1000W、コンセント2口

価格:送料を入れて10000円以下

決め手:いくつかのサイトで同じインバーターを使用しているのを見た。ISO、CEマークの証明書がある。

インバーター自体の電力使用量は取説(英語)に記載がないので不明です(笑)。

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このインバーターに付属していた注意事項メモ(これは日本語)に、こんな意味の事柄が書かれていました。

「定格容量(1000W)の1/3以上(約300W)以上の負荷を与えないと冷却ファンが回らないので、それ以上の負荷で使用すること。冷却ファンが回らない状態で使用すると機器が熱で損傷します」

 

しかし実際に300W以上の負荷をず~っと使用し続ける、というのはたくさんの家電を同時に使い続ける必要があり、現実的ではありません。バッテリーにもそれほど電気を貯められないので湯水のように電気を使用することはできません。

 

試しにパソコンと扇風機を使用してみたところ問題なく使用できましたが、負荷が50W程度のためインバーターのファンは回らず、だんだんとインバーターが熱を持つようになりました。

 

そこで、現在はインバーター稼働中はUSBタイプの小型扇風機(粗品)で冷却するようにしています。

インバーター本体の温度も下がるようで、今のところ問題なく動いています。

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一流メーカー品でも、太陽光発電で使用するインバーターは24時間365日稼働するようにはできていないようで、常時電源ONにしておくのは好ましくないようです。

我が家でもインバーターからの電力で冷蔵庫を使用していますが、夏でも涼しい時間帯に1~2時間は電源OFFにして運用しています。

 

チャージコントローラー(メイン機 PWM 30A)

メインの太陽光発電のチャージコントローラーを紹介します。

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チャージコントローラーは太陽光パネルからの電気をバッテリーに貯めるために必要な装置です。

 

チャージコントローラー自体の主な役割として

1.充電しすぎないようにする

2.放電しないようにする

3.発電量やバッテリー容量がわかる(液晶表示やLED表示、表示が一切ないものもある)

 

チャージコントローラーにはPWM式とMPPT式の2つがあります。

PWM式・・・効率が70%程度だが安価。割とラフに使えるイメージがあります。

MPPT式・・・効率が95%以上だが高価。違う出力のパネル同士の接続には向いていない(条件によるらしいですが・・・)

 

自分で太陽光発電を運用してみてからわかったことですが、チャージコントローラーは一番大事です。

そんなことも知らない私はチャージコントローラーも安く済ませてしまいました。おかげで色々なことを知ることができましたが・・・。

 

購入先:ヤフオクにて(メーカー不明)

主な仕様:PWM式、12V/24V(バッテリーを自動判断)、30A、液晶表示あり

価格:4000円程度+送料

決め手:いくつかのサイトで同じチャージコントローラーを使用しているのを見たため

 

結果としては液晶表示が便利でいい買い物をしましたが、EPSOLAR社などのメーカー品を買った方が心配が少ないように思いました。メーカー品は少し値は張りますけどね・・・。

ただしチャージコントローラーはパネルほどの寿命はなく5~10年もてばいい方かと思いますので、高級過ぎるものを買った場合には、次回の買い替えが大変かもしれません。

 

チャージコントローラーの液晶表示は便利ですので、ある程度の規模以上の太陽光発電では必須だと思います。

このぐらいの天気で、このぐらいの発電量などを実感できるようになります。

 

大まかな価格帯としては 液晶表示>LED表示>表示なし となりますが、表示の一切ないチャージコントローラーは本当に発電しているかわからないため上級者向けだと思います。

私自身、小型太陽光発電ではキットに付属していた「表示の一切ないチャージコントローラー」を使用していましたが、発電の状況の把握が手間だったので、LED表示のチャージコントローラーに買い換えたことがあります。